文部科学省科学技術人材育成費補助事業ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)(平成27年度~令和2年度)富山大学 事業報告書
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 (3) プロジェクト3 : 環境を変える   ⑦ 目標 : 病児・病後児保育、ベビーシッター・プーリング、研究サポーターの拡充     達成度 : 常勤の教職員に実施したアンケート調査結果に従い、女性研究者の保育支援を     開始した。また保育の利用範囲を休日・時間外・病児・病後児に拡大するとともに、受入れ児     の年齢範囲も拡大した。これらにより初期の目標を上回る環境改善を実現し、以降安定的、継     続的に保育に利用され、女性研究者の心強い保育支援環境となっている。ただし、平成30年     度以降、病児・病後児保育に対する助成金は無くなったが、研究サポーター制度は子育てや     介護(遠距離介護を含む)により研究に十分な時間を取ることが困難な女性研究者からの      ニーズが高く、補助金終了後も自学経費による支援を継続している。   ⑧ 目標 : 介護支援(介護コンシェルジュの配置)     達成度 : 平成28年1月から介護に関する的確なアドバイスを与えることのできる介護コンシェ     ルジュ(非常勤職員)を雇用し、介護相談に当る支援体制を整えるとともに介護関連の啓発     活動を実施した。平成28年9月からは、本学の介護問題の特徴を分析した結果、日中の学内     研修や相談会には参加しにくいこと、介護問題の発生が予測しにくい事、対象の親等が県外     であることが多いため、介護コンシェルジュだけでは対応が困難なケースもあることから、行政と     の連携が重要であるとの認識に至り、介護コンシェルジュを雇用せず、富山市の地域包括支     援センターとの連携を開始した。【目標・行動計画】【目標・行動計画】国際型女性研究者育成プログラム国際型女性研究者育成プログラム「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)」「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)」国際型女性研究者育成を目指し、「意識」 ・ 「組織」 ・ 「環境」 を変える !国際型女性研究者育成を目指し、「意識」 ・ 「組織」 ・ 「環境」 を変える !◆グローバルな視野と卓越した 実力を有する国際型女性研究 者の育成・短期留学助成・国際シンポジウム助成・留学成果報告会・Smart Café・理系女子大学院生による 部局横断ミーティング◆次世代女性研究者の層と質が 充実する裾野拡大の仕組みを 構築◆数値目標 女性教員比率 25%以上 女性教授比率 15%以上 執行部役員および部局長の 女性比率   15%以上数値(R2.5.1時点)女性教員比率 19.9%女性教授比率 12.6%執行部役員および部局長の女性比率   8.7%目標効果代表的取組経験と自信がキャリアアップへ身近なロールモデルの提示・波及効果高い数値目標を目指し着実な増加へ12

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