文部科学省科学技術人材育成費補助事業ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)(平成27年度~令和2年度)富山大学 事業報告書
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2. 各部局長と教員のペアによる啓発シンポジウム 各部局代表と教員(男女共同参画推進委員会委員等)の男女ペアによるシンポジウムを計4回開催し、各部局の現状報告と今後の女性研究者増員・昇任に向けた改革案について議論を深めた。公の場で部局のトップを交え、女性支援についての課題や対応策を検討する場を設けたことは、新しい試みであった。また、意識啓発講演会等の参加をファカルティ・デベロップメント(FD)、スタッフ・デベロップメント(SD)と同等に位置付け、当事者意識を高めるため教職員の参加を促した。■ ダイバーシティ研究環境実現シンポジウム  富山大学女性研究者支援の試み ‒各部局の現状と挑戦‒ <前編>  日時 : 平成28年9月21日(水) 17:30~19:30  会場 : 富山大学 五福キャンパス 共通教育棟D11講義室           杉谷キャンパス 看護学科研究棟11講義室           高岡キャンパス H棟CALL教室  参加者 : 70名※第2部のパネルディスカッションに、以下の4部局が参加した。 ①経済学部 ②工学部 ③和漢医薬学総合研究所 ④医学部・附属病院  部局長らからは「女性研究者を増やす方法」について、女性研究者からは「離職者を減らす方法や、   休職後の復帰に対する支援」について発言があり「女性研究者が必要とされることの重要性」、「部  局の状況に応じた支援策検討の必要性」、「男性の意識改革のための環境整備」等の意見が出され  た。■ ダイバーシティ研究環境実現シンポジウム  富山大学女性研究者支援の試み ‒各部局の現状と挑戦‒ <後編>  日時 : 平成29年2月6日(月) 15:00~17:00  会場 : 富山大学 五福キャンパス 共通教育棟D11講義室           杉谷キャンパス 看護学科研究棟11講義室           高岡キャンパス H棟CALL教室  参加者 : 64名※第2部のパネルディスカッションに、以下の5部局が参加した。 ①人文学部 ②人間発達科学部 ③理学部 ④薬学部 ⑤芸術文化学部 パネリストから、富山大学の女性研究者増加のために必要な支援体制や施設面の改善、並びに教職 員の意識改革の重要性等について意見が出された。44

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