文部科学省科学技術人材育成費補助事業ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)(平成27年度~令和2年度)富山大学 事業報告書
7/100

 平成27年度から6年間実施してきた本事業を通じて、本学における男女共同参画への意識の高まりとともに、実態も伴ってきました。また、全世界的な取組であるSDGsやSOGIの内容や状況を聞き知る機会も増えています。そういった中、学長主導のもと富山大学ダイバーシティ推進センターが発足しました。「男女共同参画」から「ダイバーシティ」へ、本事業での成果をしっかり分析し、次に繋げることが重要であると実感しています。副センター長大路 貴久 令和2年6月から、ダイバーシティ推進センターの業務に携わるようになりました。センターの前身の男女共同参画推進室の時代から、本報告書にあるように、国際型女性研究者育成のためのさまざまな取り組みを実施し、多くの成果を挙げてきました。これまでの事業を総括した本報告書が、さらなるダイバーシティの推進と、より良い研究・教育環境の整備へとつながっていくことを願っています。副センター長小野 直子 様々な事情や困難を抱えていても、粘り強く地道な研究を進めることができる環境こそ、研究者が求める研究環境だと私は考えています。本学が進めて来た国際型女性研究者育成プログラムが、今後、真に研究の活性化を果たすかは現段階でははっきりとはわかりません。しかし、この6年間の取組が、教育・研究機関としての研究のしやすさや魅力を増す礎となり、意欲にあふれる研究者の後押しをするのだと信じて、模索を続けていきます。副センター長佐藤 杏子3国立大学法人富山大学 事業報告書(平成27年度~令和2年度)ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)

元のページ  ../index.html#7

このブックを見る