富山大学 Smart Cafe「生きづらさを考える」第3回開催

「暴力で解決しない社会を目指して~DVの実態からみえること~」
講師:高岡DV被害者自立支援基金パサパ代表 向 富士子氏
主催:富山大学男女共同参画推進室
開催日:平成27年12月9日(水)
時 間:17時00分~18時00分
会 場:富山大学五福キャンパスオープンカフェ「AZAMI」
対 象:教職員・学生・一般
参加者24名

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 Smart Cafe「生きづらさを考える」シリーズ、第3回目は、高岡DV被害者自立支援基金パサパ代表の向 富士子(むかい ふじこ)氏を講師としてお迎えしました。
まずは、パサパ(フランス語で「一歩一歩」という意味)の活動について、基金の無利子貸出・提供、生活用品の提供、自助グループサポート、および講演会の概要等についてご紹介いただきました。(活動の詳細につきましてはこちらのホームページをご覧ください)
DVの種類には身体的な暴力だけでなく、社会的、経済的、精神的、性的な暴力があるということを丁寧にご説明いただきました。さらに若者の間で広まりつつあるデートDVの実態と実例を紹介され、更にそれを防止するための啓発活動の取組をお話いただきました。
お話の中ではとりわけ、「DVを目撃し、傍観することは虐待に加わることと同じ」との言葉が印象的でした。最後に向氏は「被害者の境遇を想像する力が大切で、私たちひとりひとりが被害者の情況や心情に心を寄せることで当事者に気づきをもたらすきっかけになる」と会場の参加者に理解を求められました。向氏のご講演に引き続き、会場から様々な質問が出され、DV被害者と加害者に対してどのように向き合っていくのかについての参加者の関心の高さが伺えました。

 なお、次回は、2016年1月20日(水)17:00から本学五福キャンパスオープンカフェ「AZAMI」にて、高岡法科大学 准教授 谷口 洋幸氏をお迎えして、「ジェンダーと国際法:女性差別撤廃条約の使い方」というタイトルでお話いただく予定です。

<次回のお知らせ>
第4回「ジェンダーと国際法:女性差別撤廃条約の使い方」
講師:高岡法科大学 准教授 谷口 洋幸 氏
日時:2016年1月20日(水)17:00~18:00
場所:富山大学 五福キャンパス オープンカフェ「AZAMI」
参加対象:本学教職員、学生、一般
*申込不要、参加費無料

※下の画像をクリックすると、PDFファイルが開きます。

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