Smart Café in 芸術文化学部 開催

日程:平成28年12月15日(木)
時間:12:05 - 12:50
会場:高岡キャンパス 芸術文化学部 B-212講義室
対象:本学の学生(学部生・大学院生)と教職員
参加者:42名

本年度のSmart Caféは、第一線で活躍している本学の女性研究者から研究者を目指すきっかけやワーク・ライフ・バランスなどのお話を伺っています。

第8回目となる「Smart Café in 芸術文化学部」は、平成28年度ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)にかかる学内公募に採択された女性研究者のお二人、短期留学された講師の三宮千佳先生と、国際シンポジウムを開催された講師の松田愛先生にお話を伺いました。

三宮千佳先生は今年8月に中国・北京の中国社会科学院考古研究所へ研究留学したときのご経験をもとに、中国での男女共同参画の現状をお話くださいました。中国社会は基本的には男女平等で、周りのサポートを得ることは当然であり、自分がこうありたいという意思があればそれを実現していくという考えを持っているとし、同年代の女性研究者らは大変積極的に活動しているとのことでした。また、先生ご自身のお考えでは仕事と生活のバランスをとることが重要で、10代・20代の早い時期から結婚観、家族観や仕事観を醸成しておき、人生全体についても考えておくと良いとアドバイスしてくださいました。

松田愛先生は、今年11月3-7日に「アートはまちをすくわない?」と題する国際芸術交流展&シンポジウムを高岡市の重要文化財武田家住宅で開催したときの模様を、スライドを用いてご説明くださいました。チェコの画家パトリック・ハブル氏と本学芸術文化学部准教授の西島治樹先生の展示作品の制作過程や、約一年をかけて構想し準備してこられた企画運営について、また、舞台裏の様々なエピソードなど、とても興味深いお話でした。作品のモチーフや制作背景などの詳しい解説に、参加者も惹きこまれている様子でした。

参加者からは「授業では聞けない話を伺えて良かった。」「もっと時間をかけてお聞きしたかった。」「これからも定期的に開催して欲しい。」などの声が聞かれ、終了後も質問をしにいく学生がみられるなど、とても活気溢れる講演会となりました。

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司会進行:米川 覚先生

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講演① 三宮 千佳先生

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講演② 松田 愛先生

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会場の様子