7/15 Smart Café in 医学系 ~キャリアアップ座談会~ を開催

日  時:2021 年7月15日(木) 18:00-19:00
会  場:富山大学杉谷キャンパス 附属病院2階 臨床講義室Ⅰ
参加者:85名(会場64、Zoom21)

 令和3年度第1回目の「Smart Café in 医学系 ~キャリアアップ座談会~」は本学附属病院の第一内科の医師3名をお招きし、「子育て世代の先輩に聞く ~男女問わず働きやすい職場環境を目指して~」をテーマとして開催しました。
まず、クロストークは学術研究部医学系教授の戸邉一之先生を座長に「教授が現役子育て世代に聞いてみた、両立家庭のほんとのところ」と題して、附属病院第一内科所属の岡澤成祐助教と津田玲奈医員に、家事育児と仕事との両立に伴う苦労や工夫をざっくばらんに語っていただきました。
続いて、津田先生から「5人いてもなんとかなる!子どもと一緒に親も育つ」というテーマでご講演いただきました。夫婦共に医師で、キャリアを継続しながら5人の子育てをしてこられた津田先生は、これまでの試行錯誤を振り返りながら、相応の努力、計画的な行動、周囲の支援が必要だとお話くださいました。
岡澤先生からは「集えイクメン、イクボスを目指す男性諸氏!これって私のアンコンシャス バイアス?」と題して、やはり夫婦共に医師である多忙な日常の中、スケジュール調整によりワンオペ育児にならないための工夫や、ご自身が育児中に感じた様々なアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)の事例をあげ、バイアスを自覚することや職場で共有することの重要さをお話しくださいました。
最後に、附属病院第一内科の藤坂志帆准教授から「子育てと仕事を楽しむために ~臨床、研究、留学を経て思うこと~」と題して、お子さんを伴って研究留学したご経験をお話いただきました。海外生活において、自分だけでは解決できない問題を周囲とのつながりの中で解決していくというお話や、「いろんな働き方がある、多様であって当たり前、自分が受け入れられていると感じると自己肯定感をもって働ける」というお言葉が大変印象深いものでした。
参加者アンケートでは「自分の将来の働き方について少し具体性を持って想像できた気がする」「学生時代にこのようなことを知るのはとても大事だと感じた」といった声があり、大変貴重な機会となりました。