日　時：202２年10月5日(火) 12:15～13:15
形　式：オンライン開催（Microsoft Teams）
参加者：20名
講　師：本田理恵子氏（神明・五福地域包括支援センター社会福祉士）

　今回は、「コロナ禍における介護支援」をテーマに掲げ、介護セミナーを開催いたしました。
はじめに、本田氏から、感染対策のための行動制限により、高齢者の社会参加の場や日常活動量の激減に伴い、認知機能の悪化など心身の機能低下が見られている現状についてお話がありました。要介護状態になる前の介護予防の重要性について、日々の生活上で健康管理に気を付けること、人とのかかわりを絶やさない事が認知症予防に繋がる大切なポイントであることを述べられました。
また、昨今増加している高齢者の独居、遠距離介護について、受講者の関心が高く、介護者、要介護者が共に健康に暮らすためのサービスの利用方法や遠隔介護についてのアドバイスも伺うことができました。
続いて、本学総務部人事課担当より、本学の介護休業・介護休暇について概要説明があり、介護支援の諸制度を再確認することができました。
受講者アンケートから、「いつ自分が介護をする側になってもおかしくない、という気持ちを再確認できた」や「遠距離介護についての具体的アドバイスが聞けて良かった」等、介護への意識が高まったという声が多く聞かれました。
今後ますます介護の課題を抱える人が増加することが確実視されているなか、当センターでは、家族の課題を抱える方や今後課題に直面する可能性のある全ての方々が介護の理解を深められるきっかけとなるよう、仕事と介護の両立支援に取り組んでまいります。